カメラや写真に関する用語の一覧
MIYABI
写真を撮る際に使われる専門用語が多数あり、なかなか理解が難しいものです。
そこで本ブログでは、カメラや写真に関する様々な用語を、わかりやすく解説していきます。
絞りやシャッタースピード、ISOなどの基本的な露出の要素から、レンズの焦点距離や画角、被写界深度といった概念、撮影モードの違いなど、写真の仕組みを理解するうえで欠かせない専門用語を幅広く取り上げています。
さらに、RAW現像やヒストグラム、ノイズなどの画像編集に関わる用語、三脚やフィルター、メモリーカードなどのカメラ関連用語も解説しております。
風景写真、人物写真、マクロ撮影といった撮影ジャンルの違いにも触れ、状況に応じた適切な設定の仕方も学べます。
本ブログを通して、写真の基礎からこれまでの撮影で感じた疑問点まで、写真用語に対する理解を深めることができます。
カメラを手にした初心者から中級者まで、ぜひ本ブログをご覧ください。
一覧
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- 露出 EV値 (Exposure) – 光がセンサーに当たる量を制御し、画像の明るさを決定します。
- 絞り (Aperture) – レンズの開口部の大きさを調整し、光の量と被写界深度を制御します。
- 回折現象: レンズの絞り(F値)を絞り過ぎることで生じる画質低下の現象。
- シャッタースピード (Shutter Speed): カメラのシャッター開放時間を制御し、動きのブレや静止を管理。
- パンニングの定義(Panning):パンニングとは、動いている被写体をカメラで追いかけながら撮影する技法です。
- ISO感度 (ISO Sensitivity): センサーの光感度調整。低光量環境での撮影を可能にする。
- ベースISO感度(Base ISO / Native ISO): センサーが光を電気信号に変換する基準となる感度です。
- ホワイトバランス (White Balance): 光源の色温度に基づいて画像の色調を調整。
- RAWファイル (RAW File): 非圧縮の画像データ形式。後処理での柔軟性が高い。
- JPEGファイル (JPEG File): 圧縮された画像形式。メモリ節約に有効。
- ピクセル (Pixel): 画像の最小構成単位。色と輝度の情報を持つ。
- 解像度 (Resolution): 画像の細密度を示すピクセル総数。
- フォーカス (Focus): 被写体を鮮明に捉えるための調整。手動または自動。
- AF (オートフォーカス): カメラが自動的に焦点を合わせる機能。
- MF (マニュアルフォーカス): 撮影者が手動で焦点を合わせる方法。
- 被写界深度 (Depth of Field): 鮮明に撮影される範囲。絞りの影響を受ける。
- ブラケティング (Bracketing): 同一シーンを異なる露出設定で複数撮影する技法。
- トリミング (Cropping): 画像の一部を切り取り、構図を調整すること。
- ノイズ (Noise): 画質を低下させる不要なランダムな点。
- 長時間露光 (Long Exposure): 長時間シャッターを開け、動きを滑らかに表現する技術。
- HDR (High Dynamic Range): 異なる露出の画像を合成し、階調幅を拡大する技術。
- パノラマ (Panorama): 複数画像を横に連結し、広範囲の景色を捉える撮影法。
- ボケ (Bokeh): 背景をぼかし、被写体を際立たせる効果。
- フラッシュ (Flash): 追加光源による暗所撮影の補助。
- 連写 (Continuous Shooting): 高速で複数の写真を連続撮影する機能。
- EV (Exposure Value): 露出量の調整単位。
- コントラスト (Contrast): 明暗の差。画像の立体感や鮮明さに影響。
- 彩度 (Saturation): 色の鮮やかさ。高くすると色が強く、低くすると薄くなる。
- 色温度 (Color Temperature): 光の色味を表すケルビン(K)単位。暖色系・寒色系の調整に使用。
- タイムラプス (Time-lapse): 長時間の撮影を短時間で再生し、時間経過を表現する技法。
- ビネッティング (Vignetting): 写真の端が暗くなる現象。芸術効果として意図的に使用も。
- ゴースト (Ghosting): レンズ内部反射による不要な光の形。
- フレア (Flare): レンズ通過時の光散乱による明るい斑点や光条。
- アスペクト比 (Aspect Ratio): 画像の幅と高さの比率(例:16:9, 4:3, 3:2)。
- メガピクセル (Megapixel): カメラ解像度の単位。1メガピクセル = 100万ピクセル。
- 光学ズーム (Optical Zoom): レンズの物理的移動による被写体の拡大・縮小。
- デジタルズーム (Digital Zoom): 電子的な画像拡大。画質低下の可能性あり。
- イメージセンサー (Image Sensor): 光を電子信号に変換するデバイス(CCD, CMOS等)。
- ファインダー (Viewfinder): 撮影時に被写体を見る窓。光学式と電子式がある。
- フレーミング (Framing): 写真の構図決定過程。被写体や背景の配置を考慮。
- バーストモード (Burst Mode): 高速連続撮影が可能な連写機能。
- 絞り優先モード (Aperture Priority Mode): 絞り値設定後、適切なシャッタースピードを自動決定。
- シャッタースピード優先モード (Shutter Speed Priority Mode): シャッタースピード選択後、適切な絞りを自動選択。
- マニュアルモード (Manual Mode): シャッタースピードと絞りを手動設定。
- オートモード (Auto Mode): カメラがシーンを分析し、全設定を自動最適化。
- シーンモード (Scene Modes): 特定シーン(夜景、スポーツ等)に最適化されたプリセット。
- バランスドフィルライト (Balanced Fill-Flash): 逆光時の被写体暗さを防ぐフラッシュ補光。
- 光学手ぶれ補正 (Optical Image Stabilization): レンズ/センサー移動による手ブレ補正。
- ダイナミックレンジ (Dynamic Range): 明暗部の同時詳細捕捉能力。広いほど豊かな階調再現。
- 撮影モードダイヤル (Mode Dial): カメラ上部の撮影モード(オート、マニュアル等)選択ダイヤル。
フォトマスター検定
フォトマスター検定は、カメラと写真に関する知識を認定する検定試験です。主な出題内容は、カメラの基本構造と操作方法、レンズの種類と特徴、露出(シャッタースピード・絞り・ISO感度)の制御、構図とライティングの技法、色彩理論と色温度、デジタルカメラの仕組みと画像処理、著作権と肖像権などの法的知識です。また、写真の歴史や表現技法、プリント方法についても出題されます。検定は3級から1級(EX)まであり、級が上がるほど専門的な内容が増えていきます。先述の用語はフォトマスター検定の学習にも役に立ちます。
写真に関する知識を深めていくために、フォトマスター検定の勉強も役立ちます!