【実機レビュー】EarFun Air Pro 4i:1万円以下で手に入る”ほぼ完璧”なワイヤレスイヤホンを2週間使い倒してみた

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はじめに:EarFun Air Pro 4i 実機レビュー

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今回はEarFunから発売されたノイズキャンセリング特化型イヤホンの「Air Pro 4i」についてレビューを行っていきます。

通勤電車、カフェでのテレワーク、そして自宅での音楽鑑賞まで、あらゆるシーンで使用した実体験を基に、
このイヤホンの実力を包み隠さずレポートします。

開封から初期設定まで:シンプルながら必要十分な内容物

パッケージングの第一印象

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化粧箱を開けると、マットブラックの充電ケースが現れました。手に取ってみると、予想以上にコンパクト。
重量は実測で約51gと、ポケットに入れても全く気になりません。表面の質感は1万円以下とは思えないほどしっかりしており、指紋も付きにくい仕上がりです。

付属品は、USB-C充電ケーブル(約30cm)、イヤーピース(XS/S/M/L/XL)、日本語対応の取扱説明書。
高級イヤホンによくある革製ポーチなどは付属しませんが、実用上は問題ありません。

ケース本体

マットブラックの本体ケースには、USB-Cの充電ポートとペアリングに使用するボタンがついております。

また、ケースの蓋を開けるとPSEマークやバッテリー容量などの記載を確認できます。

イヤホン本体

イヤホン本体は光沢ブラックに仕上がっています。
イヤーピースを外すと、埃や耳垢の侵入防止カバーがあります。

ペアリングの驚くほどの簡単さ

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私のAndroidスマートフォン(Galaxy S22)とのペアリングは拍子抜けするほど簡単でした。
ケースを開けてBluetoothメニューから選択するだけで、数秒で接続完了。最新のBluetooth 5.4搭載により、従来のBluetooth機器のような接続の煩わしさは一切ありませんでした。

Apple iPhone 11Proとも試してみましたが、こちらも初回こそ手動でペアリングが必要なものの、
2回目以降はケースを開けるだけで自動接続。接続速度も体感で2秒程度と非常に高速です。

装着感と操作性:長時間使用でも疲れない設計

耳への収まりは上々、ただし個人差あり

耳に装着すると、スティック部分が真下に伸びる一般的なデザインです。

特筆すべきは二重硬度設計の新開発イヤーピース。軸部分が硬めで、傘部分が柔らかいという構造により、しっかりとした装着感と快適性を両立しています。実際、3時間の映画鑑賞後も耳の痛みは全くありませんでした。

ランニングマシンでの軽いジョギング程度なら問題ありませんでしたが、
バーピージャンプのような激しい動きでは外れそうになることがありました。

タッチ操作は快適

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操作はタッチセンサー式でタップ数と長押しで各機能の割り当てが行えるようになっております。

  • 1回タップ
  • 2回タップ
  • 3回タップ
  • 長押し

タッチセンサーの感度も良く使い勝手が良かったです。

音質評価:価格を忘れさせる実力

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全体的な音の傾向:マイルドで聴き疲れしない

11mmチタンコーティングドライバーから生み出される音は、一言で表すなら「優しい」。高級イヤホンのような解像度の高さや、音の粒立ちの良さはありませんが、長時間聴いていても全く疲れません。

低音は量感こそ十分ですが、締まりはやや甘め。EDMやヒップホップでは物足りなさを感じる場面もありますが、J-POPやアコースティック系の楽曲では、むしろこの柔らかい低音が心地よく響きます。

中音域、特にボーカルの表現力は価格を考えれば秀逸。女性ボーカルの息遣いまで感じ取れるほどではありませんが、声の質感や感情の起伏は十分に伝わってきます。

高音は刺さることなく、自然に伸びていきます。シンバルの金属的な響きも不自然さはなく、クラシック音楽でもバイオリンの高音が綺麗に鳴ります。

LDAC接続時の音質向上は確かに体感できる

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LDAC対応のウォークマンで聴き比べてみると、AAC接続時との違いは明確です。
まず音の密度が増し、各楽器の分離感が向上。特にオーケストラのような複雑な楽曲では、それぞれの楽器がより明瞭に聴き取れるようになります。

ただし、LDAC接続には重要な注意点があります。まず、LDACを使用するにはアプリでマルチポイント接続を無効化する必要があります。
また、LDACは電車内や人混みでは接続がやや不安定でした。
私の使い方としては、自宅ではLDAC、外出時はAACという使い分けに落ち着いています。

イコライザーによる音質調整の効果

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専用アプリ「EarFun Audio」のイコライザー機能は想像以上に優秀でした。プリセットは複数種類あり、「ロック」「ジャズ」「クラシック」といった音楽ジャンル別から、「低音ブースト」「高音クリア」といった特性重視のものまで豊富です。

個人的に気に入っているのは「デフォルト」プリセットをベースに、2kHz付近を少し持ち上げた設定。これによりボーカルがより前に出て、楽曲全体の印象が大きく変わります。カスタムイコライザーは各周波数ごとに細かく調整可能なので、こだわり派も満足できるはずです。

ノイズキャンセリング性能:期待以上の静寂

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ANCのモードは用途に応じて複数あり、ディープANCが一番効果が強かったです。

通勤電車での実力は本物

QuietSmart™ 3.0と名付けられたハイブリッドANC技術は、正直期待以上でした。
外側マイクが高周波ノイズを、内側マイクが低周波ノイズを検知し、20Hz〜2000Hz以上の幅広いノイズを効率的に低減。
通勤中の山手線でONにすると、電車の走行音がスッと消え、まるで別世界にいるような静けさ。完全無音とはいきませんが、音楽を流さなくても十分に騒音を軽減してくれます。

特に効果的なのは低周波ノイズ。電車の走行音、エアコンの室外機、冷蔵庫のモーター音など、日常的に耳にする低い音はほぼ完全に消し去ってくれます。

ANC ノイズキャンセリングの効き具合

他の機種と比較すると個人的な使用感としては下記のようなイメージでした。
公式の特徴紹介にあったように、Air Pro 4よりもANCの効きが強かったです。

WF-1000XM5 > Air Pro 4i >= WF-C710N > Air Pro 4

ゲームモード

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ゲームモードをオンにすると遅延が50msに抑えられる設計になっています。
「Call of Duty Mobile」でゲームモードをオンとオフで試してみましたが、
オンにすることで遅延が軽減されているのを体感しました。

バッテリー性能:最大40時間再生・イヤホン本体最大9.5時間再生・ワイヤレス充電対応

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最大40時間再生・イヤホン本体最大9.5時間再生・ワイヤレス充電対応とスペックとしては十分備わっていますね。

急速充電は確かに速い

10分充電で2時間再生という急速充電機能は、実測でもほぼその通り。朝の身支度中に充電すれば、通勤には十分間に合います。USB-Cポートなので、スマホの充電器をそのまま使えるのも便利です。

ワイヤレス充電は試していませんが、対応しているのは将来性を考えると嬉しいポイントです。

マルチポイント接続:テレワークの強い味方

PC⇔スマホの切り替えはほぼシームレス

在宅勤務時、MacBook Air と Galaxy S22 の2台同時接続で使用していますが、これが本当に便利。
Zoom会議中にスマホに着信があっても、自動的に切り替わってハンズフリー通話が可能です。

切り替え時の遅延は1〜2秒程度。

ただし、マルチポイント使用時はLDACが使えないので、音質重視の方は注意が必要です。

2週間使って分かった良い点・悪い点

良い点

  • 1万円以下とは思えない音質とノイズキャンセリング性能
  • LDAC対応による高音質再生が可能
  • バッテリー持ちが良く、充電の手間が少ない
  • マルチポイント対応で複数デバイス使用が快適
  • アプリによるカスタマイズ性が高い
  • 装着感が良く、長時間使用でも疲れにくい
  • cVc8.0(Clear Voice Capture)ノイズキャンセリングによるクリアな通話品質
  • 3Dサウンド(シアターモード)による臨場感のある音場

悪い点

  • 装着検出機能がないため、外しても音楽が止まらない
  • LDAC使用時はマルチポイント接続が無効になる
  • ケースがツルツルで落としやすい
  • aptX系コーデック非対応

まとめ:1万円以下なら文句なしにおすすめ

2週間使い込んだ結論として、EarFun Air Pro 4iは「1万円以下で買える完全ワイヤレスイヤホン」としては、現時点でベストバイの一つだと断言できます。

確かに3万円クラスの高級イヤホンと比べれば、音の解像度や装着検出などの便利機能で劣る部分はあります。しかし、日常使いに必要な機能は全て揃っており、むしろ「これで十分」と感じる場面の方が多いのが実情です。

特に初めてノイズキャンセリングイヤホンを購入する方、コストパフォーマンスを重視する方には
自信を持っておすすめできる製品です。

技術の進歩により、1万円以下でもこれだけの性能が手に入る時代になったことに、素直に驚きと喜びを感じています。「EarFun Air Pro 4i」は、まさにその恩恵を体現した製品と言えるでしょう。

本レビュー記事はEarFun様から商品提供を受けて執筆しております。

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