現在開催中のソースネクストセール 2024年11月3日まで
Affinity Photo 2について
こんにちは!プロカメラマンのMIYABIです。今回は、話題のAffinity Photo 2について、徹底レビューしていきます。私自身、長年AdobeのPhotoshopを使ってきた立場から、本当に代替となりうるのか、実際の使用感とともに執筆いたします!
*「Affinity Photo 2」は提供ではなく、実費で購入しております。
*動作の検証はMacbook Air 2020 M1で行っております。
販売場所: ソースネクト公式ショップ
プロカメラマンの視点:Affinity Photo 2の第一印象
Affinity Photo 2の第一印象は買い切りソフトウェアでサブスク形式のAdobe Photoshopの代替となるのかということでした。AdobeのフォトプランだとLightroomも使えるとわいえ月額1,180円かかるので、代替できれば出費を抑えることができますね。
また、OSはWIndows 11&10に加えてmacOSにも対応しているので、Macbookなどでも使えるのはMacユーザとしてありがたいです。
*mac osはIntelチップモデルに加えて、Apple silicon (M1/M2/M3)チップモデルにも対応
価格比較
- Adobe Photoshop &Lightroom(フォトプラン):月額1,180円
- Affinity Photo 2:通常価格10,400円(現在セール価格:1,980円)
一昔前まではAdobe製品も買い切りがあったのですが、現在はサブスク形式のみのため、Affinity Photo 2は買い切り型で圧倒的なコストメリットがあります。
Affinity Photo 2の通常価格は10,400円ですが、それでもAdobeのフォトプランの月額1,180円の約9ヶ月分の値段と破格ですね。
基本的な編集機能の比較検証
RAW画像での編集に加えて、HDR合成機能やパノラマ、PSD形式での編集、ペイント機能、多層レイヤーなど多くの機能に対応していますね。
これだけ機能に対応していたら、画像のレタッチを行う上で必要十分ですね。
RAW現像機能
Affinity Photo 2のRAW現像エンジンは、基本的な機能に対応していますね。
カメラ本体やレンズのプロファイル補正に対応している点は評価できますね。
- ハイライト/シャドウの調整
- ホワイトバランスの微調整
- ノイズ除去機能
- カメラ本体とレンズプロファイル対応
- 色収差の軽減
- フリンジ除去
RAW現像対応機種(最新の機種をピックアップ)
現在発売されているほとんどの本体に対応しているようです。DJIのドローンのRAWファイルまで対応しているとはAdobeのcamera rawに負けないラインナップですね。
レンズについは割愛していますが、ミラーレス用のレンズやシグマ、タムロンなど幅広いラインナップに対応していました。
Canon
- EOS R3
- EOS R5
- EOS R5 C
- EOS R6 Mark II
- EOS R7
- EOS R8
- EOS R10
- EOS R50
- EOS R100
- EOS-1D X Mark III
Sony
- ILCE-6700
- ILCE-7CM2 (A7C 2)
- ILCE-7CR (A7CR)
- ILCE-7M4 (A7 IV)
- ILCE-7RM5 (A7R V)
- ILCE-7SM3 (A7S III)
- ILCE-9M3 (A9 III) (New)
Fujifilm
- GFX 100 II
- GFX 100S
- X-H2
- X-H2S
- X-T5
- X-S20
- X100VI (New)
Nikon
- Z 30
- Z 50
- Z 6 II
- Z 7 II
- Z 8
- Z 9
- Z fc
DJI
- Inspire 3
- Mavic 3
- Mavic 3 Classic
- Mavic 3 Pro
- Mavic Air 3
- Mavic Mini 3
- Mavic Mini 3 Pro
レイヤー機能とマスク
プロの編集作業で重要となるレイヤー機能とマスクについても検証しました。
- 調整レイヤーの豊富さ
- スマートオブジェクトに相当する機能
- 複数のブレンドモード対応
- 高度なマスク機能
AI機能の実力検証
近年注目を集めているAI機能について、両者を比較してみました。
Photoshopの主要AI機能
先日のMAX2024でも数多くのAI機能のアップデートを発表していただけあって、
Photoshoの方がAI機能は優位ですね。
- 被写体選択
- スカイリプレイス
- 拡張塗りつぶし
- 生成AI機能
- 背景の生成
Affinity Photo 2のAI機能
- AIを活用した被写体選択
- ノイズ除去最適化
正直な感想として、AI機能に関してはPhotoshopの方が一歩先を行っている印象です。特に最新の生成AI機能は、大きな差別化要因となっています。
プロフェッショナルユースにおける評価
操作感がPhotoshopと非常に近いため、今までPhotoshopを使ってきた方には使い勝手が良さそうです。
普段、ポートレート写真のレタッチを業務で行うことができますが、「不要なオブジェクトの削除」機能以外に関しては満足のいく性能でした。
動作も Macbook air M1ではサクサクと動いて、処理に時間がかかることもありませんでした。
メリット
- コストパフォーマンスが極めて高い
- 直感的なユーザーインターフェース
- 高速な処理能力
- Photoshopライクな操作感
- RAW現像対応
デメリット
- プラグイン対応が限定的
- 最新のAI機能では劣る
- チュートリアルや情報が比較的少ない
- 一部のファイル形式との互換性
- プリセットの数が少ない
使用シーン別おすすめ
基本的な機能は備わっているため、複数のシーンでの使用を想定できますが、法人としてチームで同時に編集する必要がある方やPhotoshopの外部プラグインを使用したい方には向いていなさそうですね。
おすすめのユーザー層
- フリーランスカメラマン
- 写真愛好家
- ブロガー・Web制作者
- 商品撮影担当者
- 学生・これから写真編集を始める方
非推奨のユーザー層
- 特定のPhotoshopプラグインに依存している方
- チーム作業が多い方
- 最新のAI機能を必要とする方
- 印刷業務が主な方
Adobe PhotoshopのPSDファイルと互換性はありますが、マルチレイヤーを使っているファイルをAffinity Photo 2で読み込んだところ、一部の表示が乱れてしまいました。そのため、誰かとファイルを共有する必要がある場合は注意が必要です。
まとめ:購入の判断基準
現在開催中のソースネクストセールは、Affinity Photo 2の導入を検討する絶好の機会です。半額以下という破格の価格で、プロフェッショナルグレードの写真編集ソフトが手に入るのは魅力的です。
私の結論としては、「基本的な写真編集作業が中心で、コスト削減を目指している方には、間違いなく良い選択肢となる」というものです。また、安価なため一度試してみて機能面などで合わなければ別のソフトに買換えを検討するのも良いかもしれないですね。
最後に、このソフトウェアは日々進化を続けており、将来的にはさらなる機能の追加や改善が期待できます。現在のセール価格であれば、「買って後悔する」ということは、まずないでしょう。
Affinity Photo 2での具体的な編集テクニックについても詳しく解説していく予定です。お楽しみに
Affinity Photo 2の販売場所:
ソースネクスト公式ストア
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