今回は、実費にて購入したXiaomiの「Redmi Buds 6 Pro」と「Redmi Buds 6 Lite」、そしてEarFunの「Air Pro 4」の3機種を徹底比較し、
それぞれの特徴や性能を詳しく解説します!
詳細レビュー
機種ごとの詳細レビューに関しては下記記事にて行なっております。
各モデルの基本スペックを比較
Xiaomi Redmi Buds 6 Pro、Redmi Buds 6 Lite、EarFun Air Pro 4の基本スペックを比較していきます!
項目 | Redmi Buds 6 Pro | Redmi Buds 6 Lite | EarFun Air Pro 4 |
---|---|---|---|
ドライバー | 11mmダイナミックドライバー + 6.7mmツイーター×2 | 12.4mmチタニウム製大型ドライバー | 10mmダイナミックドライバー |
ノイズキャンセリング | 最大55dBのANC | 最大40dBのANC | 最大50dBのANC |
バッテリー持続時間 | イヤホン単体:最大9.5時間 ケース込み:最大36時間 | イヤホン単体:最大7時間 ケース込み:最大38時間 | イヤホン単体:最大11時間(ANCオン時7.5時間) ケース込み:最大52時間(ANCオン時35時間) |
急速充電 | 5分充電で2時間再生 | 10分充電で2時間再生 | 情報なし |
Bluetoothバージョン | 5.3 | 5.3 | 5.4 |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC、LC3 | AAC | SBC、AAC、LDAC、aptX Adaptive、aptX Lossless、LC3 |
防水性能 | IP54 | IP54 | IPX5(イヤホンのみ) |
マルチポイント接続 | 対応 | 非対応 | 対応 |
Google Fast Pair | 対応 | 対応 | 対応 |
LE AudioとAuracast | 非対応 | 非対応 | 対応 |
総重量 | 約46.5g | 約47g | 約56g |
価格 | 約10,000円前後 | 約2,500円前後 | 約10,000円前後 |
Redmi Buds 6 Proは、同軸トリプルドライバー構成や高いノイズキャンセリング性能を備え、ハイレゾオーディオにも対応しています。一方、Redmi Buds 6 Liteは、低価格ながらANC機能や大型ドライバーを搭載し、コストパフォーマンスに優れています。EarFun Air Pro 4は、LE AudioとAuracast対応や長時間のバッテリー持続時間が特徴です。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)性能の詳細比較
ノイズ低減レベルの違い
- Redmi Buds 6 Pro:最大55dBのノイズ低減
- Redmi Buds 6 Lite:最大40dBのノイズ低減
- EarFun Air Pro 4:最大50dBのノイズ低減
スペック上はRedmi Buds 6 ProのANCが一番強いです。
また、実感としてはRedmi Buds 6 ProとEarFun Air Pro 4の間に5dBの差は感じず若干の差でした。
評価: Redmi Buds 6 Pro ≧ EarFun Air Pro 4 > Redmi Buds 6 Lite
外音取り込み
外音取り込みに関してはEarFun Air Pro 4が一番優秀でした。
Xiaomiのイヤホンは他のモデルも含めて外音取り込みは弱い印象です。
今回紹介したモデルに共通していますが、SONY WF1000-XM5のように音声にフォーカスされる機能はないため、
単純にANCが弱まる機能でした。
評価: EarFun Air Pro 4 > Redmi Buds 6 Pro ≧ Redmi Buds 6 Lite
音質の違いを検証!低音・高音・バランス面での特徴は?
各イヤホンの音質傾向
- Redmi Buds 6 Pro:
同軸トリプルドライバー構成により、低音から高音までバランスの取れています。高音のボリューム感はありますが、抜けはあまり良くない印象です。 - Redmi Buds 6 Lite:
12.4mmのチタニウム製大型ドライバーを搭載しており、価格帯を考慮すると良好な音質です。ただ、低音は比較的出ていますが、高音域はシャカシャカとした音質です。 - EarFun Air Pro 4:10mmダイナミックドライバーですが、音質としてはこの中で一番安定的しており、低音域から高音域まで比較的フラットに出ます。
評価: EarFun Air Pro 4 > Redmi Buds 6 Pro > Redmi Buds 6 Lite
通話品質とマイク性能の比較
- Redmi Buds 6 Pro:
音声も綺麗で風が強く吹いている中でも安定してノイズが抑えられていました。 - Redmi Buds 6 Lite:
音声は途切れることなく高音質でしたが、風が強いと若干のノイズが残っていました。 - EarFun Air Pro 4:
音声は若干の違和感があるもの綺麗でした。風が強く吹いている中で使用するとノイズと共に音声も一部消されてしまっていました。
XiaomiのイヤホンはRedmi Buds 3 PROから使用していますが、
どのモデルも通話音質が良く、ワイヤレスでも声が途切れにくいのが良いですね。
一方で、EarFunも健闘はしていましたが周りに雑音があると上手くノイズが消せていない印象でした。
評価: Redmi Buds 6 Pro > Redmi Buds 6 Lite > EarFun Air Pro 4
接続性能と遅延の比較!動画・ゲームでの使い勝手は?
Bluetoothのバージョンと接続安定性
- Redmi Buds 6 Pro:Bluetooth 5.3
- Redmi Buds 6 Lite:Bluetooth 5.3
- EarFun Air Pro 4:Bluetooth 5.4
Bluetoothのバージョンは異なりますが、5.3と5.4だとそれぞれにワイヤレスイヤホンの使用する上での差異は無いです。
低遅延モードの有無
ゲームや動画視聴時の遅延を抑える低遅延モードの有無は以下の通りです:
- Redmi Buds 6 Pro:情報なし
- Redmi Buds 6 Lite:情報なし
- EarFun Air Pro 4:50ms低遅延ゲームモード搭載
EarFun Air Pro 4は50msの低遅延ゲームモードを搭載しています。Redmi Buds 6 Proと6 Liteに関しては、低遅延モードの有無に関する情報が見つかりませんでしたが体感としては下記の評価となります。
評価: EarFun Air Pro 4 > Redmi Buds 6 Pro > Redmi Buds 6 Lite
補足ですが、Redmi Buds 6 Proの海外モデルのeスポーツモデルだとドングルを使用することで20msの低遅延接続を実現しているそうです。
バッテリー持続時間&充電性能の比較
モデル | イヤホン単体の再生時間 | ケース込みの総再生時間 | 急速充電 |
---|---|---|---|
Redmi Buds 6 Pro | 最大9.5時間 | 最大36時間 | 5分の充電で2時間再生可能 |
Redmi Buds 6 Lite | 最大7時間 | 最大38時間 | 10分の充電で2時間再生可能 |
EarFun Air Pro 4 | 最大11時間(ANCオン時7.5時間) | 最大52時間(ANCオン時35時間) | 情報なし |
実際に使用した場合の体感時間に関してもほとんど上の表の通りでした。
XiaomiのRedmi Buds 6 ProとBuds 6 LiteのANCオン時の再生時間は、ANCオフ時の70%ほどの時間でした。
単純にバッテリーの持ちでしたら、EarFun Air Pro 4が圧倒的ですね。
イヤーピース装着部分について
EarFun Air Pro 4のイヤホン本体
Xiaomi Redmi Buds 6 ProとRedmi Buds 6 Liteは装着部分の形状は同じで、楕円形でAirPods Proと突起以外はほとんど同じ形状になっています。使用できるものが限られるため、この後に使用可能なイヤーピースを紹介いたします。
EarFun Air Pro 4は通常のイヤホンと同じくらいで使用できるイヤーピースの汎用性が高いです。
Xiaomi Redmi Buds 6 ProとRedmi Buds 6 Liteで使用可能なイヤーピース
「BULLETZ TWS」はウレタン素材で、コンプライは軸のサイズ的にXiaomi Redmi Buds 6 ProとRedmi Buds 6 Liteにハマらないので、こちらが代替としては良かったです。密着度が上がり外部からのノイズも付属のイヤーピースよりも抑えられます。
*購入時はサイズにご注意ください。私は付属品と同じサイズがあいました。
「Fiio HS18」は付属品のものに近い素材感ですが、医療用シリコンのため圧迫感が付属品よりさらにやや抑えられている印象でした。
EarFun Air Pro 4で使用可能なイヤーピース
AZLA の「SednaEarfit XELASTEC II」は体温で変形するTPE素材を使用しているため、密着度が大幅にアップしてノイズキャンセリングの効きも良くなります。さらに、ウレタン素材のものよりも圧迫感が少ないです。
個人的に好きなイヤーピースで一つ前のシリーズの頃から愛用しています。
価格とコスパの比較!おすすめモデルは?
まとめ
それぞれ、スペックのみではわからない点を実機を試しながら比較していきました。
Xioami Redmi Buds 6 LiteはANCと通話品質も含めて総合的にコストパフォーマンスが良かった印象です。
残りの2モデルに関しても価格以上の価値があるモデルでした。
ぜひ、ご自身に合うモデルを検討してみてくださいね!
コメント